西武グループ、資本支援を要請=800億円、みずほ銀と政投銀に

 西武ホールディングス(HD)が、主力取引銀行のみずほ銀行と日本政策投資銀行に計800億円の資本支援を要請したことが15日、分かった。新型コロナウイルス流行の影響で業績が急速に悪化する中、今後も厳しい経営環境が続くとしてグループの財務基盤強化を図る。

 西武HDの主要子会社である西武鉄道(埼玉県所沢市)とプリンスホテル(東京)が、両行に対して計800億円の第三者割当増資を実施する計画。みずほ銀と政投銀も要請に応じる構えで、発行される優先株を半分ずつ引き受ける見通しだ。

 優先株は普通株より高い配当が得られる一方、議決権に一定の制限が付く。このため、発行企業は経営の自由度を維持したまま資金調達できるメリットがある。資本金として計上されるため、資本基盤の強化にもつながる。 

 西武HDは、鉄道やホテルを中核としたレジャー事業を幅広く手掛けている。しかし、新型コロナによる外出自粛や訪日外国人旅行者(インバウンド)需要の消失が経営を直撃。2021年3月期の連結純損益は630億円の赤字(前期は46億円の黒字)と、12年ぶりの赤字決算を予想している。新規借り入れや融資枠の拡大などで足元の資金繰りに支障はないものの、コロナ禍の長期化をにらみ資本を一段と積み増す。

【了】

最新記事

道路交通情報(外部サイト)

  • 「最新の交通情報はありません」

コメント