再審無罪母、二審も賠償請求認めず=「除斥」で権利消滅―大阪高裁

 大阪市東住吉区で1995年に小学6年の女児が焼死した火災をめぐり、再審無罪が確定した母親の青木恵子さん(56)が、火災は車のガソリン漏れが原因だとしてメーカーのホンダに約5200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が16日、大阪高裁であった。石井寛明裁判長は請求を退けた一審大阪地裁判決を支持し、青木さん側の控訴を棄却した。青木さん側は上告する方針。

 石井裁判長は、賠償請求権が消滅する除斥期間(20年)が経過していると指摘。火災の原因については判断しなかった。 

 青木さんは殺人罪などに問われ無期懲役が確定したが、自然発火の可能性があるとして、16年に再審で無罪判決が確定した。

 青木さんは16日、判決後に記者会見し「裁判所に不信感しかない。どこまでも闘う」と話した。

【了】

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