ベルリン新空港、苦難の船出=9年遅れの開港にコロナ直撃

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31日開業の「ベルリン・ブランデンブルク国際空港」のチェックインホール=30日(EPA時事)

 【ベルリン時事】ドイツの首都ベルリンの新空港「ベルリン・ブランデンブルク国際空港」が31日、開港した。工期が遅れに遅れ、当初の予定から9年越しで、ようやく開業にこぎ着けた。さらに2日後には独全土で新型コロナウイルス第2波を受けたロックダウン(都市封鎖)が再開されるという、最悪のタイミングでの船出となった。

 ベルリンは首都ながら東西分断の名残で、旧西側にテーゲル、東側にシェーネフェルトという小規模な2空港が分立し、日本直行便も無い。東西統一後「首都にふさわしい空港を」とシェーネフェルトを拡張し新空港とする工事が2006年に始まったが、防火設備などの不備で計6度開港を延期。費用も60億ユーロ(約7300億円)と当初の3倍を超え、昨年11月にようやく、今秋の開港が発表された。

 しかし、その後コロナの猛威が欧州を襲い、今年8月までのベルリン2空港の旅客数は合計で前年比7割減の730万人に落ち込んだ。このため、新空港では三つのターミナルのうち、一つが当面閉鎖される。

 運営会社のダルドルップ社長は、将来的に中国などアジア便を増やしたいとしつつ「当面は厳しい」と吐露。日本の航空会社や当局とも協議をしたが「日本側は非常に慎重で、日本便はコロナ収束後の中期的課題だ」としている。

 新空港の開業に伴い、テーゲル空港は11月8日に閉鎖される。

【了】

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