川崎重工 二輪および鉄道事業を分社化 祖業の船舶はエネルギー・環境分野と統合へ

川崎重工、鉄道やオートバイの生産部門を分社化します。

 川崎重工は2020年11月2日(月)、都内で開催した事業方針説明会において、「船舶海洋カンパニー」と「エネルギー・環境プラントカンパニー」の事業を2021年4月を目途に統合するとともに、「車両カンパニー」および「モーターサイクル&エンジンカンパニー」の2部門を2021年10月に分社すると発表しました。

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東海道・山陽新幹線に導入された16両編成のN700系(2011年10月、恵 知仁撮影)。

 同社は社内カンパニー制を採っており、2020年10月現在、「航空宇宙システムカンパニー」、「船舶海洋カンパニー」、「エネルギー・環境プラントカンパニー」、「精密機械・ロボットカンパニー」、「車両カンパニー」、「モーターサイクル&エンジンカンパニー」の6部門があります。

 これにより事業グループを、「陸・空輸送システム」、「モーションコントロール&モータービークル」、「エネルギー&マリンエンジニアリング」の3つに再編する予定です。

 なお、今回の分社はこれまでの事業分社化とは異なり、関係としては対等な状態を維持するとのことです。

【了】

【写真】国内唯一 川崎重工のみが作るジェットフォイル

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コメント

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2件のコメント

  1. 国鉄末期に鉄道車両に将来はないとして部門を縮小したけど、JR化後の旺盛な発注に嬉しい悲鳴だったとか…?

  2. オートバイのKAWASAKIブランドは残りそうかな。鉄道車両の川崎重工プレートはどうなるのかな?