災害時「開かずの踏切」なくせ=事前協議を法制化―国交省

Large 20201114at01s p
大阪北部地震を受けて鉄道が運休し、線路を歩いてJR新大阪駅に向かう乗客=2018年6月18日、大阪市淀川区

 国土交通省は、災害時に鉄道が緊急停止している間、遮断機が長時間にわたって閉じたままになる「開かずの踏切」の解消に乗り出す。踏切が開かずに救急車などの緊急車両が立ち往生するケースも起きており、自治体などの関係者が事前に対応を協議する仕組みを新たに導入する方針。来年の通常国会に踏切道改良促進法の改正案を提出し、成立を目指す。

 早ければ月内にも社会資本整備審議会(国交相の諮問機関)の部会で議論に着手。年内に結論を取りまとめる。

 踏切の遮断機は電車が近づくと自動で閉じる構造で、災害時に近づいた電車が止まると、遮断機も閉じたままになってしまう。解消するには人員を配置し手動で上げる必要があるが、鉄道事業者は乗客の避難誘導や、運行再開に向けた作業に追われ、その場の判断で対応するのは困難だ。

 改正案には、鉄道事業者や国、自治体といった道路管理者、消防などの関係者が、事前に対応を協議する場を設けることを規定。協議の場では、災害時に手動で遮断機を上げる職員の配置や、遮断機の開閉状況などの情報共有について、平時から話し合うことを想定している。

 事前協議の対象は、「重要物流道路」や「緊急輸送道路」といった地域の大動脈となる交通網にある踏切とする方向で調整する。

 2018年の大阪北部地震では、阪急京都線沿線で遮断機が長時間閉じたままになり、通常なら7分程度で着く救急車が、到着までに6倍の約42分かかる事態が発生。災害時の「開かずの踏切」問題がクローズアップされた。 

【了】

最新記事

道路交通情報(外部サイト)

  • 「最新の交通情報はありません」

コメント

2件のコメント

  1. 事前協議ったって、火事場にできないから問題になってるんであって、事前協議したから解決する問題じゃないと思うがね。
    むしろ、大災害時の基準を決めて、基準を超えた災害時は鉄道の宣言で道路管理者が踏切空ける権限を得るとか、緊急輸送者が必要時に開放・閉鎖できるとかしないと。

    • 箱根マラソンごときで登山電車の踏切ではランナー優先お花畑だからね
      くだらん伝統とアホ工事も災害の第2波で人災なんだよw
      見ない診ない消防検査、過去の商店街の火災なんてのはアホ消防検査の賜物なんだよ
      横転したくらいじゃ油が流れ出ないのがタンクローリーの強度であり消防検査なのだが?何故か?現場では運送業一括の責任に火消しに必死なのが消防や行政事故調査なんだよね。だから開かずの踏切すら規制で囲おうとするわけだ
      この国は逝っちゃってますからw