環境規制対応へEV強化=AIで異業種連携―マツダの丸本社長

 マツダの丸本明社長は16日、広島本社(広島県府中町)で記者団の取材に応じ、世界的に環境規制が強まる中、電気自動車(EV)比率の向上など「ありとあらゆることをやる」と表明した。グローバルなEV対応の強化を軸に、自動運転技術に不可欠な人工知能(AI)分野で異業種連携を積極的に進める考えも示した。

 欧州では今後、ガソリン車やディーゼル車への環境規制が厳しくなり、ディーゼルエンジンに強みを持つマツダには逆風となる。世界各地のエネルギー事情の分析を踏まえ、丸本氏は「EV、ハイブリッド車の弾込めはしている」と機動的な新車開発に意欲を示した。マツダは二酸化炭素(CO2)排出量を2030年に10年比で半減させる目標を持つ。

 9月には英国のAIベンチャー、セカンドマインドと提携し、独自のAI技術でエンジン開発工程の効率化を目指している。丸本氏は「自社が弱い所を補ってくれる企業と組んでいく」との方針を示し、インターネットに常時接続するコネクテッドカー(つながる車)など次世代技術をめぐって異業種連携を強化する意向を強調した。

 ただ、拙速な自動運転車のレベル引き上げには距離を置く考えだ。高速道路の渋滞時など一定条件で運転手のスマートフォン操作などを可能とする「レベル3」機能搭載車について、丸本氏は「事故ゼロが一番大きな狙いで、早期に(レベル3搭載車を)出すとは決めていない」と語った。

【了】

最新記事

道路交通情報(外部サイト)

  • 「最新の交通情報はありません」

コメント