「737MAX」運航再開承認=2度墜落のボーイング機―米当局

 【シカゴ時事】米連邦航空局(FAA)は18日、2度の墜落事故を受けて世界中で運航停止となっている米航空機大手ボーイング製の新型旅客機「737MAX」について、運航再開を承認すると発表した。今後、各国・地域の規制当局が追随するとみられる。

 FAAは、ディクソン長官が9月末に自ら試験飛行を実施するなど承認に向けた安全審査を慎重に進めてきた。同長官はこの日、ロイター通信に対し、MAX機の安全性に関しては「100%の自信を持っている」と強調。墜落事故の再発防止に向けて「可能なことは全て行った」と説明し、設計の変更で「特定の事故原因を排除した」との考えを示した。

 ボーイングのカルフーン最高経営責任者(CEO)は声明を出し、「運航停止の決定につながった二つの悲劇的な事故で失われた命を決して忘れない」と指摘。「これらの出来事や教訓から社は生まれ変わり、安全性や品質に一段と注意を払うようになった」と述べた。 

 MAX機をめぐっては、2018年10月にインドネシア、昨年3月にはエチオピアで墜落事故が発生し、計346人が死亡。機体の失速防止システム「MCAS」の誤作動が事故原因とされ、ボーイングはソフトウエアの修正などを行った。

 同社は今年1月、MAX機の生産を一時停止したが、5月に再開。22年初めまでに月31機まで生産ペースを上げる計画だ。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う航空機需要の低迷もあり、業績は圧迫されている。

【了】

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