75歳以上、8割が推奨行動知らず=踏切の車閉じ込め「前進を」―JR西

Large 20201119at01s p
車で踏切に閉じ込められた際、前進して脱出するよう呼び掛ける動画の一場面(JR西日本提供)

 75歳以上の高齢ドライバーに、車で踏切内に閉じ込められた際の対処法を聞いたところ、「前進して遮断機を押し上げ脱出する」との推奨行動を、約8割が「知らなかった」と回答したことが、JR西日本の調査で分かった。

 JR西によると、2019年までの5年間に管内の踏切内で発生した列車と車の事故は94件。うち約4分の1が75歳以上のドライバーだった。同社の担当者は「今後もさまざまな機会を通して幅広く周知に努めたい」と話した。

 JR各社は、踏切内に閉じ込められた際、列車との衝突を回避するため「そのまま前進して脱出」するよう推奨。脱輪などで車が動かない場合は、発煙筒や非常ボタンで列車を止めるよう呼び掛けている。

 調査は昨年12月~今年2月、大阪府警の門真運転免許試験場に免許更新で訪れた75歳以上のドライバー約60人に実施。運転席からのCG映像を見せながら、遮断機が下りた踏切内に閉じ込められた際の行動を聞き取った。

 その結果、最初の行動として推奨行動を挙げたのは約3割にとどまり、「可能ならバックする」や「非常ボタンを押す」とそれぞれ同じ割合で並んだ。2番目以降の行動も確認したが、全体の約半数は最後まで推奨行動を挙げなかった。

 推奨行動を知っていたかどうか尋ねたところ、約8割が「知らなかった」と回答。40~65歳の約80人を対象にした同様の調査でも、約6割が「知らなかった」と回答したという。

【了】

最新記事

道路交通情報(外部サイト)

  • 「最新の交通情報はありません」

コメント