世界初! 高出力・省エネ「リラクタンスモーター」鉄道で実用化へ 日比谷線で試験搭載 三菱電機

どんな音が出るのでしょうか?

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2017年デビューの東京メトロ日比谷線13000系電車。新開発のモーターの試験が行われる(2016年8月、恵 知仁撮影)。

 三菱電機は2020年11月26日(木)、同期リラクタンスモーター(SynRM)を鉄道車両用に開発し、東京メトロの車両で走行試験を行うと発表しました。

 SynRMは永久磁石を必要としないなど、効率性やコスト面でメリットがありますが、トルクの変動が大きく、高い制御技術を必要とするため、広く実用化には至っていませんでした。

 三菱電機は高トルク・中高速域で高効率であるという特性を活かせる鉄道車両への導入のため、世界最大級の最大出力450kW級(定格200kW級)のSynRMと、そこから安定的なトルクを得るためのインバーター制御技術を世界に先駆けて開発しました。

 この新しい鉄道用モーターは、東京メトロ日比谷線の最新車両「13000系」に試験搭載され、2021年3月ごろから夜間走行試験にて性能評価が行われる予定です。

【了】

【画像】「同期リラクタンスモーター」とは?

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コメント

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2件のコメント

  1. この記事は、同期リアクタンスモーターとスイッチトリアクタンスモーターの説明をごっちゃにしていませんかね。詳しい方、ぜひ教えていただけないでしょうか。

  2. 20年以上前に英国のブラックプールの市電に取りつけられたと聞きましたが、それは実用化とは言えないのでしょうね。