助かる…レストランないPAにキッチンカー出店 圏央道 茨城のPA希薄地帯

利便性の向上と地元飲食店の支援で一挙両得。

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「江戸崎PAでケータリング」イベントチラシより(画像:稲敷市)。

 圏央道の江戸崎PA(茨城県稲敷市)にて、2020年12月3日(木)から25日(金)までの平日限定で、キッチンカーが出店しています。

 同PAは内回り・外回りとも、トイレと自販機のみで飲食店がありません。ここへ、焼きそばや中華料理、ドネルケバブ、ピザなどを提供する地元の飲食店4店舗が、日替わりでキッチンカーを出店。営業時間は各日9時から15時までです。なお、内回り・外回りで出店業者が異なるといいます。

 今回の取り組みは茨城県と稲敷市が主導する試験的な試み。稲敷市まちづくり推進課によると、江戸崎PAには以前から、飲食店を望む声があったといいます。今回は県からPAの利活用の提案を受け、新型コロナウイルスで打撃を受けた飲食店の支援にもなるとして、市がキッチンカーを持つ地元の飲食店に声を掛けたそうです。

 ちなみに、江戸崎PAは圏央道の茨城県内唯一のPAで、隣の菖蒲PA(埼玉県久喜市)まで約76km離れています。休憩施設の不足が指摘されていることから、現在、江戸崎PAと菖蒲PAの中間に坂東PA(茨城県坂東市)を建設する工事が進められています。

【了】

【地図】江戸崎PAの位置 圏央道の茨城区間で唯一の休憩施設

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コメント

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2件のコメント

  1. 名神、東名のころにはPAやSAは概ね何kmごとに設置するというような内部の指針か何かがあったのでは?

  2. 以前、東北道佐野SAでレストランのストライキとかあったけど、そういう曰く付きの所にこそ、こうしたキッチンカーがピッタリなんじゃないの?色々なキッチンカーがあればマルシェ気分とかイメージ戦略もできるし。
    24時間営業とか、長期的な営業確保とかいうマイナス面もあるけど、自販機とかで補うようにすれば良いと思う。
    今はコロナで食堂形式で食事をすることが避けられる時代で車内で食べる人も多いんだしタイムリーだと思うがな。