トンネル工事「要因可能性高い」=住宅被害、個別補償へ―東日本高速

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東京都調布市の道路陥没問題で、謝罪する東日本高速の担当者=18日午後、東京都練馬区

 東京都調布市の住宅街で10月、東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル工事ルート真上にある道路が陥没した問題で、東日本高速道路(NEXCO東日本)の有識者委員会は18日、工事について「(陥没)要因の一つである可能性が高い」とする中間報告を公表した。

 記者会見した関東支社の加藤健治建設事業部長は「因果関係があったと認めざるを得ない。地域の方々におわび申し上げる」と陳謝。今後、現場周辺で確認された住宅の損傷などを個別補償する方針を明らかにした。

 陥没は10月18日、調布市東つつじケ丘の市道の一部で発生、深さ約5メートルに達した。現場付近の地下約47メートルでは、シールド工法によるトンネル掘削工事を行っており、穴の直下は9月中旬に通過していた。周辺の調査で、地中に空洞2カ所も見つかった。 

 中間報告では、穴や空洞について「従前からあった可能性は否定できない」と記載。一方で、穴などの下は流動化したり緩んだりしやすい地盤だったことから、夜間停止していた掘削機器を再稼働させる際に、機器に土砂が過度に流入した可能性があると指摘した。

 有識委委員長の小泉淳・早稲田大名誉教授は「特殊な地盤と、再開時の作業が複合して発生した」との見解を示した。

 東日本高速は原因特定のため分析を続け、再発防止策を定める。工事は当面、再開しないとしている。

【了】

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