木星と土星、397年ぶり大接近=天文台で観察会―仙台

木星と土星が接近したように見える現象が21日、仙台市などで観測された。肉眼で並んで見えるほどの「大接近」は397年ぶり。
二つの天体は9月ごろから近づき、最も接近しほぼ重なって見えるのは22日午前3時ごろ。両惑星は見かけ上、0.1度(月の直径の約5分の1)まで接近するが、地平線に沈んで日本からは見えないため、21日夕が観察のチャンスだった。
仙台市天文台(同市青葉区)で開催された観察会には約100人が参加し、雲の隙間から星が見えると歓声が上がった。同区の青木夕子さん(44)は「まだ距離は離れていたが大きな光だった」と興奮した様子。息子の珂緯ちゃん(6)も「くっきりきれいに見えた」と笑顔を浮かべた。
次に木星と土星が大接近するのは約60年後という。
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