日本企業、深刻化を懸念=トヨタ英仏工場停止―コロナ変異種

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離陸する日本航空の旅客機(上)。右下は全日本空輸機=10月18日、東京・羽田空港

 英国で感染力が強い新型コロナウイルスの変異種が見つかり、日本企業の間では現地での事業活動に懸念が広がっている。トヨタ自動車は英国とフランスで工場の操業を停止。都市封鎖(ロックダウン)地域の拡大など事態が深刻化すれば、ビジネスの大打撃になりかねない。

 トヨタは22日以降、部品物流への影響から英仏での生産を順次停止。いずれも24日からの予定だったクリスマス休暇を前倒しする形だ。日産自動車の英国工場は19日から休暇に入っており、直接の影響を免れた。

 航空業界では、羽田―ロンドン線などを運航する全日本空輸と日本航空は情報収集を急ぐ。今のところキャンセルが急増するといった影響は出ていないものの、今後の出入国規制の動向や旅客需要次第で一段の減便を迫られる可能性がある。

 日立製作所の英鉄道車両組立工場は「ロックダウン地域から離れている」(広報担当)として通常通り操業を続けている。ただ、英国は欧州連合(EU)との自由貿易協定交渉が難航。年明け以降、英EU間の輸出入が混乱する恐れが否定できない。企業関係者は「不安要素が多過ぎる」と漏らす。

 日本工作機械工業会の飯村幸生会長(芝浦機械会長)は22日、「変異種の毒性が強かったり、行動制限が(厳しく)かかったりすると、受注に大きなインパクトが出る」と警戒を強めている。

【了】

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