トヨタ、超小型EV発売=2人乗り、価格「軽」並み

トヨタ自動車は25日、2人乗りの超小型電気自動車(EV)「シーポッド」を発売した。価格は170万円前後と軽自動車並みに設定。政府は2030年代半ばまでに国内で売る新車を全てEV、ハイブリッド車(HV)などの電動車に限る方針で、小型EVを含む開発競争が一段と激しくなりそうだ。
全長は約2.5メートルで幅が約1.3メートル。近距離移動や介護・福祉施設による訪問巡回などでの利用を想定しており、当初は法人や自治体などに絞って販売。一般向けには22年をメドに売り出す方針。
最高時速は60キロで、高速道路は走れない。電圧が200ボルトであれば約5時間でフル充電が可能で、航続距離は約150キロ。仕様に応じて価格は165万円と171万6000円の2種類を用意した。
トヨタは今年から量産型EVの市販を本格的に始めており、20年代前半には世界で10車種以上を展開する計画だ。
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