庁舎は「クラシック様式に」=米大統領令に建築家反発

 【ワシントン時事】トランプ米大統領が、首都などに連邦機関庁舎を新設する場合は「クラシックな様式にせよ」と命じた。ホワイトハウスや連邦議会議事堂に代表される伝統的な様式が望ましいという価値観に基づく命令で、保守派が歓迎する一方、建築家から「特定のデザインへの嗜好(しこう)を押し付けるものだ」と反発する声が上がっている。

 トランプ氏は21日の大統領令で、現代風のデザインが増えた1950年代以降の連邦庁舎が「しばしば国民の不評を買い、議論を呼んだ」と指摘。代表例として70年代に建設された厚生省庁舎などを挙げた。不動産業界出身のトランプ氏は大統領就任前、数々のビル建設に携わった。

 大統領令は、すべての連邦政府機関の本部庁舎や首都の政府機関庁舎、建設費5000万ドル(約52億円)超の政府庁舎を新築する際は「クラシックな様式」にするよう指示。具体的には「古代ギリシャ・ローマ風やルネサンス建築、新古典主義建築、ボザール様式、アールデコ様式」などを挙げた。

 これに対し、米建築家協会は声明で「どのような建築デザインが最善かは、各コミュニティーが責任を持って決定すべきだ」と反発。大統領令によって「設計の重要なプロセスから、地元の声が切り捨てられる」と懸念を表明した。

【了】

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