ビジネスジェットに関心=コロナ禍、少人数で移動―市場開拓へ研究・政府機関

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「フジビジネスジェット」(静岡県牧之原市)が保有する、乗客が6人乗れるビジネスジェット機(同社提供)

 少人数で移動できるビジネスジェット機が注目を集めている。人との接触を回避でき、新型コロナウイルスの感染リスクを減らせるためだ。チャーター便を手配する民間企業には問い合わせが多く寄せられ、需要の高まりで機材を追加する動きもある。地方空港の発着便を増やそうと、国土交通政策研究所は経済波及効果を明らかにする研究に着手。海外と比べて活用が進んでいない国内市場の開拓につなげる考えだ。

 ビジネスジェット機は数人から十数人乗りが一般的だ。個人の予定に応じて運航可能で、移動時間を短縮できる。富裕層の観光にも使われる。

 2019年末時点の国別の登録機数は、米国2万978機、ドイツ726機、中国497機なのに対し、日本はわずか61機。ただ、19年の発着回数は過去最多の1万7546回と、年々増加傾向にある。

 その需要はコロナ禍で一気に高まることが期待される。機材の手配を手掛ける「ANAビジネスジェット」(東京都港区)の野村良成総務企画部長は「感染リスクを抑えた移動手段として企業の問い合わせは増えている」と説明する。「フジビジネスジェット」(静岡県牧之原市)は来春にも機材を増やす。現在は乗客6人乗りの2機を使用しているが、これを1機追加。10人乗りの機体の運航開始に向けた準備も進めている。

 国交政策研究所は19年度から、ビジネスジェット機がもたらす経済波及効果を明らかにする研究を始めた。観光消費額の増加や雇用創出につながっているかを調査する考えで、20年度中にまとめる計画。これまでは首都圏の空港の発着が多かったが、研究結果を基に地方空港の受け入れ先も増やす狙いだ。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. こんなの、何を今更という印象。ビジネスジェット利用環境を整備しなければ、という話は昔から散々言われてきたこと。国交省も平成19年度に調査してる。その後10年以上何してたの、って感想しかない。
    https://www.mlit.go.jp/common/001002256.pdf