「トランプ氏が扇動」=マティス氏ら元国防トップ―米議会乱入

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マティス元米国防長官=2018年7月、オスロ(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ米政権で国防総省を率いたマティス元国防長官は6日、トランプ大統領の支持者が連邦議会議事堂に乱入した事件を受け「米国の民主主義を暴民統治で屈服させようとしたこの暴力行為はトランプ氏が扇動した」と非難した。複数の米メディアが報じた。政治への非関与を主張してきた元国防トップが、最高司令官である大統領を真っ向から批判するのは異例。

 マティス氏は声明で「トランプ氏は大統領職を利用して選挙システムに対する信頼を破壊した」と指摘。「国民はこの汚点を乗り越えて団結し、より良い国家建設に向けて前進する一方、自業自得のことながら、あなたは祖国を持たない人になるだろう」とトランプ氏を突き放した。

 CNNテレビによると、トランプ政権下で軍制服組トップだったダンフォード前統合参謀本部議長も声明を発表。「憲法に基づく平和的な政権移行を妨害し続けた指導者が、こうした暴力行為が起きる状況を整えた」と批判した。

 マティス氏は2018年末の更迭以降、表舞台に姿を現さず、政権批判を極力控えてきた。ダンフォード氏も19年、記者団に「現在も制服を脱いでも大統領(最高司令官)を批評することはしない」と断言していたが、民主主義を根底から覆そうとする行為を黙認できなかったとみられる。

 また、昨年11月に更迭されたエスパー前国防長官も「(暴徒らは)党派に基づくデマや、選挙に関する明らかに誤った主張に触発された」と強調。トランプ氏を名指しすることは避けつつも「国家のため、こうしたことをすぐにやめなければならない」と訴えた。

【了】

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