半導体不足で減産相次ぐ=フォードなど工場休止―トヨタも検討

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米南部ケンタッキー州にある自動車大手フォード・モーターの工場=2017年10月、同州ルイビル(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】米自動車大手フォード・モーターと、欧米の同業フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は8日、半導体の調達難を受けて、北米で減産に踏み切ることを明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で車両の制御システムなどに使う半導体が不足しているためで、トヨタ自動車など日系メーカーにも影響が広がっている。

 米メディアによると、フォードは米南部ケンタッキー州の工場で来週の操業を休止する。FCAもメキシコ中部メヒコ州の工場で、来週予定していた生産再開を遅らせるほか、カナダ東部オンタリオ州の工場を休止する計画。両工場は月内いっぱいは稼働しない見通しだ。

 トヨタ自動車も同日、米南部テキサス州サンアントニオの工場で、ピックアップトラック「タンドラ」の減産を検討していると明らかにした。減産の時期や規模は不明。ホンダや日産自動車も日本国内で減産に踏み切る。 

 半導体不足をめぐっては、コロナ禍で在宅勤務が広がり、パソコン向けなどの需要が増えたことが背景にある。また、コロナ禍で落ち込んだ自動車の販売が持ち直していることも半導体の需給逼迫(ひっぱく)につながった。

 さらに、トランプ米政権が安全保障上の理由から、中国の半導体受託生産最大手「中芯国際集成電路製造(SMIC)」を米国製品の禁輸対象に含めたことも、半導体不足に拍車を掛けたとみられている。

【了】

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