米国土安保長官代行が辞任=トランプ大統領が「昇格」撤回

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ウルフ米国土安全保障長官代行=2020年9月、中西部ウィスコンシン州ケノーシャ(AFP時事)

 【ワシントン時事】複数の米メディアによると、ウルフ国土安全保障長官代行は11日、辞任を表明した。トランプ大統領支持者による連邦議会議事堂の一時占拠後、これまでにチャオ運輸長官、ポッティンジャー大統領副補佐官(国家安保担当)ら政府高官の辞任が相次いでいる。

 USAトゥデー紙(電子版)が入手した国土安保省職員向けのメッセージで、ウルフ氏は11日深夜をもって辞任し、連邦緊急事態管理庁(FEMA)のゲイナー長官が後任を務めると説明。辞任理由として「私の長官代行としての権限をめぐる裁判所の判決や、最近の出来事」を挙げたが、議会乱入事件には直接言及しなかった。

 トランプ氏は昨年8月、ウルフ氏を正式な長官に指名すると発表。ところが、ウルフ氏が議会乱入事件を受けた声明で「許し難いことであり、大統領をはじめ全公職者が暴力を強く非難するよう求める」と表明後、トランプ氏がこの人事を撤回した。ロイター通信によると、ホワイトハウスの報道担当官は、ウルフ氏の声明と指名方針撤回は「無関係だ」と説明していた。

 国土安保次官代行だったウルフ氏は、ニールセン前国土安保長官が2019年4月に辞任し、マカリーナン長官代行も同年10月に辞任したのを受けて長官代行に就任。昨年の人種差別抗議デモに伴う暴動対応などを取り仕切ってきた。 

【了】

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