バス車内「製造段階」から抗ウイルス・抗菌コート 日本初 ジェイ・バス採用

空港やJR、東京メトロなどで実績のある工法です。

バス車内の乗客がよく触れる部位に施工

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ジェイ・バスが製造するいすゞと日野の路線バス車両(画像:ダイヤニウム)。

 ナノダイヤモンド触媒製品「ダイヤニウム」による抗ウイルス・抗菌コーティングを製造販売するダイヤニウム(名古屋市中村区)は2021年1月18日(月)、同製品がバス車内のコーティング剤として、バス車体製造大手ジェイ・バスに採用されたと発表しました。

 ジェイ・バスは、日野といすゞのバス車体を製造する両社の合弁会社です。バス車体製造会社で抗ウイルス・抗菌触媒を導入するのは、日本初の取り組みとのこと。ジェイ・バスは希望する顧客に、ダイヤニウムの抗ウイルス・抗菌コート剤を施工するということです。

 施工箇所は主に、客席シート、側窓、腰内板、各握り棒、吊革、降車押しボタン、冷房吹出グリルといった、乗客がよく触れる部位が中心。その他の部位も要望に応じて対応可能だといいます。

 ダイヤニウムは、一度噴霧や塗布をするだけで、抗ウイルス・抗菌などの機能を長期間持続する触媒で、特定ウイルスに対しても99%以上の減少が実証されているそうです。これまで病院などのほか、旅客機内や空港内、東京メトロの駅構内で施工された実績があります。

【了】

【写真】バス車内のダイヤニウム施工風景

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コメント

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2件のコメント

  1. 了様ありがとうございます。これで安心してバスに乗れますね。Jバス架装2社に限らずに、ふそうやUD(旧日デ)のバスにも導入して欲しいものであります。

  2. 今走っているバスの運行会社でも、運行している車両に対して、このような薬剤を噴霧し、除菌対策を施しているようです。また、タクシー会社でも同様の薬剤の塗布を進めているようです。これらの薬剤はだいたい5年の間、効力があるようです。