川重と日立造、トンネル掘削機事業で協力=10月にも折半出資で新会社
川崎重工業と日立造船は27日、トンネルの掘削に使うシールドマシン事業で、新会社を折半出資で設立する協議を始めると発表した。営業とエンジニアリング業務を共同で行い、競争力の強化を図るのが狙い。10月の設立を目指す。
掘削機市場は、中長期的に国内が縮小に向かう一方、インドや東南アジアなど海外では地下鉄整備などの継続的需要が見込まれている。両社は、掘削機の機種を補完し合いながら新会社で営業力を強化し、国内外で事業拡大を目指す。新会社が受注する掘削機は、案件に応じて川重か日立造の適切な工場で製造する予定。
シールドマシン分野では、2016年にIHI、JFEエンジニアリング、三菱重工業がトンネル掘削機事業を統合している。
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