〔海外決算〕独ハパク・ロイド、20年は増収増益=10~12月に回復加速
【フランクフルト時事】独海運大手ハパク・ロイドが27日発表した2020年の決算概要によると、売上高は前年比1.6%増の約128億ユーロ、税・利払い前利益(EBIT)は62.5%増の約13億ユーロとなった。輸送運賃の上昇やコスト削減効果に加え、10~12月期に業績回復が加速した。
20年は新型コロナウイルスの世界的流行を受けた経済活動の停滞で、輸送量は1.6%減の約1180万TEU(20フィート標準コンテナ換算)にとどまった。しかし、コンテナ定期船の1TEU当たりの平均輸送運賃は1115ドルと43ドル上昇。コスト面では船舶用燃料油(バンカー)が値下がりした上、5億ドル相当の経費削減を達成した。
正式な決算は3月18日に公表する。
【了】
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