〔決算〕トヨタ系大手、4~12月期は7社が純損益黒字に=車販売回復で

 トヨタ自動車系の大手8社は2日、2020年4~12月期の連結決算を発表した。9月中間期には新型コロナウイルスの影響でデンソー、アイシン精機など5社が純損失を計上したが、今回は自動車市場の回復を追い風に、ジェイテクトを除く7社が黒字を確保。21年3月期の連結業績についても、全社が見通しを引き上げた。

 自動車市場では今期後半から回復の勢いが強まっており、特に10~12月は各社とも持ち直しが顕著。記者会見では「大変いい結果を残すことができた」(トヨタ紡織)、「コロナの影響は底を打った」(豊田合成)との声も上がった。

 4~12月の9カ月間で見ればまだ減益の社がほとんどだが、豊田合成は営業利益が前年同期比4倍増の249億円と8社の中で唯一、増益を確保した。売り上げは減ったものの、前年にドイツ子会社の事業整理損を出した反動で利益が膨らんだ。10~12月に限れば、営業益は過去最高だったという。

 通期の見通しについてはデンソー、豊田自動織機、アイシン、ジェイテクト、トヨタ紡織、豊田合成が売上高と全ての利益を上方修正した。このうちアイシンは中国向けの販売増と固定費削減、原価低減により、78.2%の営業増益を見込む。豊田合成も前年の反動で営業益が2倍超に伸びる。ジェイテクトは純損益が赤字になると見込むが、営業損益は黒字予想に転換した。

 このほか、愛知製鋼が売上高、豊田通商が純利益の予想を引き上げた。

【了】

最新記事

鉄道運行情報(外部サイト)

  • 「最新の運行情報はありません」

道路交通情報(外部サイト)

  • 「最新の交通情報はありません」

コメント