捜査情報を漏えいか=海上保安官、密漁集団に―1管
北海道神恵内村沖で起きたナマコの集団密漁事件をめぐり、第1管区海上保安本部(北海道小樽市)は4日、所属する男性の海上保安官が密漁グループ側に捜査情報を漏らした疑いがあると明らかにした。小樽海上保安部が事実関係を調べる。保安官は漏えいを否定しているという。
同本部によると、密漁事件は昨年6月に発生。小樽海保が同11月までに暴力団員ら15人を逮捕した。その後、一部メンバーが公判で保安官から捜査情報を得ていたと証言し、漏えいの疑いが浮上した。
同本部は「法に触れる事実があるとすればあってはならないことだ。事実を明確にするため捜査を続ける」とコメントした。
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