中国も火星軌道に到着=探査機、5月にも初着陸目指す

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打ち上げられる火星探査機「天問1号」を載せたロケット「長征5号」=2020年7月、中国海南省の文昌発射場(AFP時事)

 【北京時事】中国の火星無人探査機「天問1号」が10日午後8時(日本時間同9時)ごろ、火星周回軌道に到達した。国営中央テレビが伝えた。中国の探査機が軌道に到着するのは初めて。今後、軌道を回りながら観測を続け、5月にも初着陸を目指す。

 9日(同10日未明)には、アラブ首長国連邦(UAE)の「HOPE」が火星の周回軌道に到着。米国の「パーセベランス」も近く到着予定で、3カ国の火星探査機が同時期にそろい踏みすることになる。

 天問1号は昨年7月23日に打ち上げられ、202日かけて約4億7500万キロを飛行した。5月から6月にかけて周回機と着陸機を分離、火星の北半球に着陸させ、搭載した探査車が地表を走行する計画だ。 

 UAEの「HOPE」は周回観測のみのため、軟着陸に成功すれば、米国に次いで世界で2カ国目となる。7月の中国共産党創設100周年を前に国威発揚につなげる狙いがある。

 中国は昨年12月、月面無人探査機「嫦娥(じょうが)5号」で、米国、旧ソ連に続き月のサンプル回収に成功したばかり。今年は独自の宇宙ステーションの打ち上げも予定している。2030年を目標とする「宇宙強国」に向け、米国を猛追する構えだ。

【了】

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