〔海外決算〕独ハパク・ロイド、好調な1~3月期予想=輸送需要旺盛
【フランクフルト時事】独海運大手ハパク・ロイドは16日、コンテナ輸送の需要がきわめて旺盛な上、輸送運賃が連れ高になっているとして、2021年1~3月期の業績が非常に力強く推移すると予想した。
同期のEBITDA(利払い・税引き・減価償却・償却控除前利益)は最低でも15億ユーロ(前年同期は4億6900万ユーロ)、EBIT(税・利払い前利益)は最低でも12億5000万ユーロ(同1億6000万ユーロ)を見込む。
ヤンゼン社長は「年内に状態は正常化するだろう。現在のコンテナ積み替え作業はまだ遅れ気味で、世界中の港湾で渋滞がひどい。鉄道やトラックの輸送はフル稼働状態にあり、新型コロナウイルスに伴うリスクは消えていない。それでも21年の業績は前年を大きく上回ると予想している」と話した。
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