米欧「雪解け」強調=トランプ前政権から一転―独安保会議

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オンラインで行われた「ミュンヘン安全保障会議」の代替会議で、画面に映る(左から)バイデン米大統領、メルケル独首相、マクロン仏大統領=19日、パリ(AFP時事)

 【ベルリン時事】世界の首脳らが安全保障や外交問題を討議する「ミュンヘン安全保障会議」の代替会議が19日、オンラインで開かれた。バイデン米大統領が就任後初めて参加し、「米欧同盟は戻ってきた」と宣言。英仏独首脳も同調し、トランプ前米政権時代に極度に悪化した関係の雪解けを強調した。

 バイデン氏は「米国は欧州に再び関わる決意だ。欧州と対話し、信頼に足るリーダーの地位を取り戻す」と表明。一方で、中国との競争は「厳しいものになる」と述べ、ロシアについても「民主主義を攻撃している」と批判した。

 メルケル独首相は「米欧同盟の新たな章」を始める準備があると歓迎。マクロン仏大統領や、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長からも、北大西洋条約機構(NATO)を通じた軍事面での連携や、気候変動対策での協力への期待が示された。

 昨年までの会議では、トランプ政権から参加したペンス前副大統領やポンペオ前国務長官らが、「米国第一主義」を批判するメルケル氏らと対立し、険悪な雰囲気となる場面が多かった。 

 年1回開かれるミュンヘン安保会議は冷戦時代の1963年に始まり、「安保版ダボス会議」とも呼ばれる。今年は新型コロナウイルス禍で対面の会議は延期され、代替のオンライン会議が開かれた。

【了】

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