日米2プラス2「日中友好を破壊」=天津市トップが垂大使に抗議

Large 20210318atg8s p
18日、中国天津市内で、市トップの李鴻忠・市党委員会書記(右)と会談する垂秀夫駐中国大使

 【天津時事】垂秀夫駐中国大使は18日、天津市を訪れ、トップの李鴻忠・市党委員会書記(党政治局員)と会談した。李書記は日米外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)が16日発表した共同文書について「公然と中国の内政に干渉し、中国の顔に泥を塗るもので、遺憾だ」と抗議した上で、「(日中の)友好関係を破壊した形だ」と強い不快感を表明した。

 これに対し、垂大使は沖縄県・尖閣諸島沖への公船侵入を繰り返す中国の動きを念頭に「海洋において一方的な現状変更を行うことは許されない」と強調。さらに、「問題があれば意思疎通を通じて解決すべきだ。李書記の『遺憾だ』との発言は全く受け入れられない」と反論した。共同文書は香港や新疆ウイグル自治区の人権状況について「深刻な懸念」を示すなど中国をけん制する内容だった。 

 昨年11月に着任した垂大使にとって初の地方視察。天津にはトヨタ自動車など日本企業も多く進出しており、日中友好ムードが演出されるはずだった。李書記は共産党の上位25人の政治局員で、日米2プラス2への激しい反発は党中央の意向を反映したものとみられる。

【了】

最新記事

道路交通情報(外部サイト)

  • 「最新の交通情報はありません」

コメント