逃亡手助けの親子起訴=米から移送、ゴーン被告事件―東京地検

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日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告=レバノン・ベイルート近郊(AFP時事)

 日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告(67)の国外逃亡を助けたとして、東京地検特捜部は22日、米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」元隊員で米国籍のマイケル・テイラー容疑者(60)と息子のピーター容疑者(28)を犯人隠避罪で起訴した。

 起訴状などによると、両容疑者らは2019年末、海外渡航禁止の条件でゴーン被告が保釈されたことを知りながら、同被告を楽器箱に隠し、関西空港からプライベートジェット(PJ)に乗せて国外への逃亡を手助けしたとされる。

 地検は昨年1月、犯人隠避容疑などで両容疑者の逮捕状を取得。米当局は同5月、日米犯罪人引き渡し条約に基づく日本政府の要請を受け、2人の身柄を拘束した。移送をめぐる裁判所の審理などを経て、2人は今年3月初め、民間機で米国から日本に移送されていた。 

 ゴーン被告は、役員報酬の一部を有価証券報告書に記載しなかった金融商品取引法違反容疑で18年11月に逮捕され、金商法違反のほか、日産の資金を私的に流用した会社法違反(特別背任)の罪でも起訴された。出国後はレバノンに滞在し、海外メディアなどに「逃亡は日本の休暇時期を狙った」などと話していた。

 テイラー容疑者らと共謀して出国を手助けした米国籍のジョージ・ザイエク容疑者(61)については、日本出国後の足取りはつかめていない。

【了】

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