NATO事務総長「まだあらゆる選択肢」=アフガン撤退判断で

【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は22日の記者会見で、アフガニスタン駐留部隊撤収か駐留継続かの判断について「まだあらゆる選択肢が残されている」と述べ、最終決定には至っていないと説明した。
アフガン駐留部隊をめぐっては、トランプ前米政権と反政府勢力タリバンとの和平合意で規定した5月1日の全面撤収期限が迫っている。
NATOは今月23、24両日、ブリュッセルで外相理事会を開催。ブリンケン米国務長官が出席し、アフガン問題も協議する。ストルテンベルグ氏は「加盟国が緊密に相談することが極めて重要だ」と強調した。
ストルテンベルグ氏はさらに、タリバンとアフガン政府の和平交渉が「持続可能な政治的な解決を見いだす唯一の道だ」と指摘。「今の主な焦点は、交渉を進展させるための新たな努力への支援提供だ」と語った。
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