ロシア製ミサイル問題、平行線=米トルコ外相が会談

【イスタンブール時事】ブリンケン米国務長官は24日、訪問先のブリュッセルでトルコのチャブシオール外相と会談し、ロシア製対空ミサイルシステム「S400」について「保有しないでほしい」と求めた。チャブシオール氏はこれを受け入れず、議論は平行線をたどった。
両国による対面での外相会談は、1月のバイデン政権発足後初めて。S400をめぐっては、トランプ前米政権が昨年12月、対トルコ制裁を発動し、トルコが強く反発するなど両国間の大きな懸案となっている。
また、ブリンケン氏はトルコが欧州評議会の「女性への暴力およびドメスティックバイオレンス(DV)防止条約」からの脱退を表明したことについても懸念を表明。民主主義の制度と人権尊重の重要性を強調した。
【了】
コメント