駅員アバターで案内対応=さいたま市〔地域〕
JR東日本大宮支社は29日から、さいたま市のJR大宮駅で駅員のアバター(分身)を用いた遠隔での案内について実証実験を始める。設置場所を変えながら、約1年間で実現に向けた課題をあぶり出す。
北側の中央改札の内外にモニターを1台ずつ設置。「呼出」のパネルをタップすると駅員につながって会話ができる仕組み。モニターには駅員に扮(ふん)したアバターが表示され、駅員の表情が反映されるほか、お辞儀や手を振るといったアクションも行える。駅員はモニター越しに改札周辺を確認し、道案内などを必要とする人への声掛けも実施する。
周辺の地理や乗り換えの案内を想定。今後データを蓄積し、よくある問い合わせはモニターに表示するなど、呼び出しをしなくても対応できるようにするという。
【了】
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