米、同盟国と連携で対応=北朝鮮の弾道ミサイル発射

Large 20210325at50s p
バイデン米大統領=24日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】バイデン米政権は、1月の政権発足後初めてとなる北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、最終段階にある北朝鮮政策見直しを急ぐとみられる。米インド太平洋軍は24日、声明で「北朝鮮の違法な兵器計画が近隣国に及ぼす脅威を浮き彫りにした」と指摘。同盟国の日本や韓国と連携して対応する方針を示した。

 サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は来週、ワシントンに日韓の安保担当高官を招き、協議する予定。菅義偉首相も4月前半に訪米する。バイデン大統領は、北朝鮮の非核化に向けて、日韓との連携や日米韓3カ国の協力を強化したい考えだ。

 北朝鮮政策をめぐりバイデン政権は、トランプ前大統領が追求した金正恩総書記との首脳外交に代わる「新たな戦略」の採用を目指している。詳細は不明だが、ブリンケン国務長官は、追加制裁を含む圧力強化に加え、外交手段についても検討していることを明らかにしている。 

 バイデン政権は2月中旬以降、「緊張拡大の危険性を減らす」(米政府高官)ことを目的に、複数の外交チャンネルを通じて北朝鮮側と接触を図ったが、正式な返答はなかった。弾道ミサイルによる「挑発行為」の洗礼を受け、実質的に1年以上行われていない米朝対話の再開が容易でないことが改めて示された形だ。

 23日に北朝鮮による巡航ミサイル発射が明らかになった際には、バイデン氏は「平常通りの行動だ」と静観した。だが、北朝鮮が国連安保理決議で禁じられている弾道ミサイル発射に踏み切ったことで、米国が国連の対応を主導する可能性もある。

【了】

最新記事

道路交通情報(外部サイト)

  • 「最新の交通情報はありません」

コメント