北朝鮮、弾道ミサイルを発射=菅首相「国連決議違反」

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北朝鮮の弾道ミサイル発射について強く非難する菅義偉首相=25日午前、首相官邸

 政府は25日、北朝鮮から弾道ミサイル2発が発射されたと発表した。ミサイルは日本の排他的経済水域(EEZ)外の日本海に落下した。菅義偉首相は記者団に「国連(安全保障理事会)決議違反だ」と非難。政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮側に抗議した。

 首相は、警戒監視態勢を強化し、米韓両国と連携する方針を強調。4月の日米首脳会談で北朝鮮問題を協議する考えを示した。「しっかりと議論したい。連携を取っていきたい」と語った。

 弾道ミサイル発射を受け、首相は関係省庁に対し、(1)情報収集・分析に全力を挙げ、国民に迅速・的確な情報提供を行う(2)航空機、船舶などの安全確認を徹底する(3)不測の事態に備え、万全の態勢を取る―よう指示。この後、国家安全保障会議(NSC)を開き、関係閣僚と情報収集を急いだ。

 加藤勝信官房長官は記者会見で、弾道ミサイル2発が北朝鮮東岸から東方向に発射され、それぞれ高度100キロ未満で約450キロの距離を飛行し、日本のEEZ外に落下したと説明。船舶などの被害は確認されていないという。

 韓国政府もNSC常任委員会を緊急開催し、「深い憂慮」を表明した。韓国軍合同参謀本部によると、ミサイルは咸鏡南道咸州一帯から発射された。

 米インド太平洋軍は声明を発表し、近隣国や国際社会に及ぼす脅威を浮き彫りにしたと強調。「日本と韓国を防衛する米国の責務は、強固なままだ」と訴えた。

 北朝鮮の弾道ミサイル発射は昨年3月29日以来、1年ぶり。防衛省によると、昨年の北朝鮮による弾道ミサイル発射は4回で計8発。

【了】

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