「子どもに魅力的な科学館に」=館長20年、毛利さん退任へ

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退任の記者会見に臨む日本科学未来館の毛利衛館長=26日午後、東京・霞が関の文部科学省

 科学技術振興機構の日本科学未来館(東京都江東区)の館長を約20年間務めた元宇宙飛行士の毛利衛さん(73)が26日、今月末の退任を前に文部科学省で記者会見した。未来館は同機構のプロジェクト研究室を併設しており、「小学生の高学年から中学生ぐらいの子どもはいつの時代も科学に興味を持っている。研究者と話せるのはすごく魅力的で、世界に例がない科学館にできた」と語った。

 毛利さんは1992年と2000年に米スペースシャトルに搭乗し、館長にはオープン前の同年10月に就任。会見では、民主党政権の行政刷新会議で事業仕分け対象になったり、東日本大震災で未来館の天井が落ちたりした出来事を振り返った。全国科学館連携協会の会長を務めており、退任後は「地域の科学館に貢献したい」という。 

 今後の宇宙開発については「人間が火星に行くのはハードルが低くない。危険があり、お金もかかる。(有人探査の)価値をオープンに議論することが必要だ」と指摘。もしまた宇宙飛行できたらと問われ、「(98年に)77歳で宇宙飛行した米国のジョン・グレンさんの最高齢記録を超えられるかもしれない。宇宙から富士山を見て感動したので、火星の巨大なオリンポス山を見たい」と笑顔を見せた。

【了】

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