安保理制裁委が北朝鮮協議=決議違反に懸念相次ぐ

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25日に北朝鮮が発射した新型戦術誘導ミサイル=朝鮮中央通信が26日に配信(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会の下部組織、北朝鮮制裁委員会は26日、米国の要請で緊急会合を開いた。弾道ミサイル発射は安保理決議で禁止されており、外交筋によると、大半の理事国が北朝鮮による決議違反に懸念を表明した。

 米国連代表部報道官は会合後、「(安保理の)専門家パネルが最近の発射を調べ、制裁委に報告する。これは重要な最初の一歩だ」と語った。外交筋によると、安保理は来週も非公式に北朝鮮情勢を協議する方向。ただ、中ロはかねて対北朝鮮制裁の緩和を求めており、今回の発射で安保理が一致した行動を取るのは難しい情勢だ。

 制裁委員会議長国ノルウェーはツイッターで「弾道ミサイル発射を非難する。制裁は履行される必要がある」と強調した。 

 2018年6月に初の米朝首脳会談が実現し、トランプ前米政権が対話路線に転じて以降、北朝鮮をめぐる安保理での協議は欧州勢が主導していたが、今回は米国が協議開催を要請した。ただ、米国は制裁委という下部組織での議論を選んでおり、対北朝鮮政策の見直しを終えていないバイデン政権の慎重な姿勢がうかがえた。

【了】

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