北朝鮮ミサイル、声明出せず=国連安保理で懸念相次ぐ

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トーマスグリーンフィールド米国連大使=1日、ニューヨーク(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】国連安保理は30日、北朝鮮による短距離弾道ミサイル発射をめぐり非公開で対応を協議した。弾道ミサイル発射は安保理決議で禁止されており、外交筋によると、大半の国が発射に懸念や遺憾の意を表明した。しかし、安保理としての見解を出す必要性では一致できず、声明は出せなかった。

 協議を要請した英仏など安保理の欧州5カ国も共同声明を発表しなかった。欧州の要請で昨年3月、北朝鮮のミサイルに関する安保理会合が開かれた際は、会合後に欧州諸国が発射を非難する声明を出していた。

 外交筋によると、協議ではすべての国が北朝鮮に対話を促したが、一部の国は対北朝鮮制裁の人道状況への影響を指摘した。ロシアのポリャンスキー国連次席大使は安保理会合に先立ち、記者団に「(状況を)評価する時で、行動の時ではない」と述べ、安保理での対応に否定的だった。 

 安保理では26日、下部組織の北朝鮮制裁委員会が今回の発射をめぐり米国の要請で緊急会合を開催した。制裁委の専門家パネルが発射について調べている。トーマスグリーンフィールド米国連大使は29日の記者会見で、制裁委の会合に言及した上で「ニューヨークでの追加の行動の可能性にも目を向けている」と述べたが、詳細は明らかにしていない。

【了】

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