第7艦隊管轄地域の変更も=中国にらみ態勢見直し―米海軍トップ

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米海軍制服組トップのギルデイ作戦部長=2020年4月、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米海軍制服組トップのギルデイ作戦部長は5日、時事通信など一部メディアとオンラインで会見し、インド太平洋地域を管轄している第7艦隊の担当地域が変わる可能性があると示唆した。国防総省は現在、中国との対立に備えるために「世界規模の米軍態勢見直し」を進めており、それに伴って各艦隊の構成や地域分担も再検討されるという。

 米海軍では第2~7艦隊がそれぞれ担当地域を持ち、全世界をカバーしている。中でも横須賀を拠点とする第7艦隊は日付変更線以西からインド洋までの広大な海域を管轄し、対中国や北朝鮮で重要な役割を担ってきた。ただ、中国の軍事的台頭で任務が激増したため、同艦隊の負担を懸念する声が出ていた。

 ギルデイ氏は「米軍態勢見直しの中でインド太平洋地域と同地域の部隊配置を厳密に調べている」と強調。第7艦隊の負担を減らすため、インド洋と太平洋を結ぶ海域を管轄する「第1艦隊」を新たに設置する案も検討していると述べた。 

 台湾有事に関する質問には「海軍は戦力の6割を太平洋に展開しており、西太平洋でかなり重厚なプレゼンスを維持している」と回答。中国による武力行使を抑止し、有事に即応するため、戦力を前方展開することの重要性を訴えた。

 バイデン大統領は2月、「唯一の競合国」と位置付ける中国との競争を見据え、世界各地に展開する米軍の態勢を再検討するよう指示した。国防総省は夏ごろまでに見直しを完了する見通しを示している。

【了】

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