ブラックホール周囲の磁場、初観測=ジェットの謎解明に一歩―国立天文台など

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M87銀河中心部にあるブラックホールの偏光観測画像(EHTコラボレーション提供)

 国立天文台などが参加する国際共同研究プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」は13日までに、史上初の直接撮影に成功したM87銀河のブラックホール周辺にある磁場の様子を初めて観測したと発表した。成果は、ブラックホール周囲から外側に吹き出す高エネルギーの粒子「ジェット」の謎解明につながると期待される。

 ブラックホールは強烈な重力で物質を吸い込む一方、周囲からジェットを吹き出しており、その生成の仕組みは謎に包まれている。

 EHTは、M87ブラックホールの重力に引き寄せられたガスから放たれる光が、振動の向きがそろう「偏光」と呼ばれる状態になっていることを発見。この様子を詳しく調べることで、ブラックホール周辺に放射状の磁場が存在することを突き止めた。

 観測はガスなどが回転しながらブラックホールに落ち込む際、磁力線もねじ曲げられてエネルギーを蓄積し、そのエネルギーが解放される時にジェットを生むとした仮説を裏付けるものだという。 

【了】

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