過去最高赤字のANA HD 2021年度は5機種、計32機退役でスリム化へ 777が14機&A320も
新型コロナの影響をうけ、過去最高額の純損失となった、ANAやピーチを傘下にもつANAホールディングス。難局を乗り切るため固定費削減などを進めます。この状況は2021年度も継続で、5機種計32機を退役させます。
見通しよりは「約1000億円の改善」
ANA(全日空)やLCC(格安航空会社)のピーチを傘下にもつANAホールディングスが2021年4月30日(金)、2020年度の決算を発表しました。同社によると、同年度の純損失は過去最大の4046億円となっています。
新型コロナウイルス感染拡大により、「旅客需要はかつて経験のない規模で低迷した」と会見で話したANAホールディングスの片野坂真哉社長。ただ、そのなかでも、固定費を徹底的に見直すなどのコスト削減を実施したことにより、2020年10月発表の連結最終損益5000億円の見通しより、約1000億円の改善となりました。片野坂社長は、「コスト削減が計画以上に進んだ」といいます。
「一旦小さい会社になってこの状況を乗り切る」としているANAホールディングスは、2021年度もコスト削減を進めます。その一環が、旅客機の体制の見直しです。
A320はceo前の従来機をneoに置き換えるためのもんですな。