IAEAが会見延期=イラン査察延長「協議を継続」

 【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)は23日、イランの核施設査察をめぐり、グロッシ事務局長が同日予定していた記者会見を24日に延期すると発表した。イランによるIAEAの査察受け入れの期限延長が発表されるかが注目されていたが、IAEAは「協議を継続中」としており、決定は持ち越されたもようだ。

 イランのガリバフ国会議長は23日、「IAEAは22日以降、核施設の監視映像にアクセスできない」と述べ、査察期限が切れたことを確認。一方、イラン国営テレビは、「条件次第」で1カ月延長は可能とする当局者の話を伝えており、土壇場で条件闘争を行っている可能性がある。 

 査察は、2015年締結のイラン核合意が定めた核開発制限にイランが従っているかを監視する重要な手段。延長できなければ、核合意再建へ向けて主要国が現在進めている交渉に大きな影響を及ぼす。イランはこうした状況を利用し、受け入れに期限を設定して査察延長を交渉カードにしてきた。

 米国は、トランプ前政権下で18年に合意を離脱し、対イラン制裁を再開した。バイデン政権はイランの核開発制限順守を条件に合意復帰を目指すことを決定。合意に残留している英仏独中ロが米国とイランを仲介する形で交渉が続けられている。

【了】

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