米ロ首脳、来月16日に初会談=ジュネーブで、関係改善は難航も

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ロシアのプーチン大統領=19日、モスクワ郊外(EPA時事)

 【ワシントン、モスクワ時事】米ロ両政府は25日、バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領が6月16日にスイスのジュネーブで初会談すると発表した。米ロは核軍縮など協調できる分野を模索するものの、ウクライナ情勢などをめぐり両国の隔たりは依然大きい。冷戦後最悪とされる関係の改善は容易ではない。

 サキ米大統領報道官は記者会見で、両首脳は「戦略的安定性」について多くの時間を割くことになると指摘し、5年間の延長で合意した新戦略兵器削減条約(新START)の後継体制に向けた議論が焦点になることを示唆した。サキ氏は「より安定的で予測可能な関係に向かう機会だ」と強調した。

 バイデン氏は4月、ロシアによる米大統領選介入やサイバー攻撃への報復として、外交官追放など広範囲な対ロ制裁を断行。米ロ間の懸案事項への対応で一区切りをつけ、核軍縮や気候変動などロシアの協力が必要な分野では協力したい考えだ。 

 一方で、サキ氏は、バイデン氏が会談で、ウクライナの主権と領土保全に対する米国の支持を強調する方針だと説明した。ロシアと緊密な関係にあるベラルーシが民間機を緊急着陸させ反体制派メディア創設者を拘束したことへの「深刻な懸念」も伝えるといい、米ロ間には火種が残っている。

 ロシア大統領府によると、新型コロナウイルス対策での協力、地域紛争の解決など国際的な課題についても議論する。

 バイデン氏の訪欧は初外遊となる。米ロ首脳会談に先立ち、6月11~13日に英南西部コーンウォールで開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席する。その後14日にブリュッセルで北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に参加する予定。

【了】

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