三菱自・国内営業担当幹部:電動車へ追い風生かす=PHV・EVの販売強化

 三菱自動車の国内営業担当幹部は27日までに時事通信の取材に応じた。プラグインハイブリッド車(PHV)と電気自動車(EV)の販売強化を掲げ、「電動車に対する関心が高まっており、追い風を販売台数増に結び付けたい」と語った。新型コロナウイルス禍や新型車不足で落ち込んだ国内販売の巻き返しを図る。主なやりとりは次の通り。

 ―2020年度の国内販売台数(約7万2000台)の評価は。

 上半期は非常に厳しかった。ただ、下半期はわれわれも前年を超える実績を出せた。お客さまも新型コロナウイルス禍での行動様式がある程度定着してきた。コロナ禍で自分たちだけの空間で移動できるという自動車の強さも見直された。自動車需要はしっかりと戻ってきた。われわれも新型スポーツ用多目的車(SUV)「エクリプスクロス」を投入し、挽回できた。

 ―今年度どのように国内販売を回復させるか。

 一番大きいのは年度内にSUV「アウトランダー」の新型モデルを投入することだ。昨年の「エクリプスクロス」からつながる流れを強固なものにしていく。それに加え、さまざまな新しい販売方法も考える。コロナ禍で、お客さまとのやりとりをオンラインでできる機能をさらに強化する。

 ―電動化競争が激しくなっている。

 昨年10月に販売奨励金を刷新し、PHVとEVに対する比率を高くした。昨年度のPHVとEVの販売台数は全体の10%だったが、今年度はさらに引き上げる計画だ。世の中で電動車に対する関心が高まっている。補助金の後押しもある。追い風をうまくつかんで販売台数増に結び付けたい。

 ―販売店の統廃合は。

 われわれが無理やり店を閉めることはしない。独立系の販売店はできる限り存続してもらい、拠点数は維持、できれば増やしたい。われわれは売れる車を出して、販売会社がもうかるようになってもらうことを地道にやるしかない。一方、直営ディーラーは経済合理性があるので、どうしようもないところは統合するなど判断している。ただ、こちらも無理に目標を掲げて減らすようなことはしない。

 ―直営店は170店舗だが、多いか。

 今の店舗網が適正かと言えば、少し多いかもしれない。ただ、将来販売台数を増やすとしたら、そこまでおかしな数でもない。減らし続けると縮小均衡になってしまうので、歯止めはどこかで掛けないといけない。販売会社のネットワークは強化したい。

【了】

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