豪英系BHP、貨物列車の運転士不足=鉄鉱石生産地で

 【シドニー時事】オーストラリア・英国系資源大手BHPグループは、豪州鉄鉱石生産の中心地の西オーストラリア州ピルバラ地域で貨物列車の運転士の不足が「深刻化」しているとして、運転士を45%増やす方針を明らかにした。27日付の経済紙オーストラリアン・フィナンシャル・レビューが報じた。

 BHPが増やす運転士の数は200人で、州では人材獲得競争が激化していることを示す新たな兆候となる。同業リオティントは鉄鉱石を運搬する鉄道の運行を自動化したが、BHPには追随する計画はないことを示している。

 豪州ではトラックの運転手も不足。この影響で、豪鉱業大手ミネラル・リソーシズや豪穀物輸出最大手CBHグループの輸出が減少した。熟練労働者の不足も目立っており、産金大手セント・バーバラや鉱業サービス大手ペレンティ・グローバルは生産減少やコスト超過につながった。

 BHPは最近生産を開始したピルバラ地域の鉄鉱石鉱山サウスフランクでは、コスト超過や計画の遅れを回避した。

 だがBHPの鉄鉱石担当のブランドン・クレイグ氏は25日に開かれた業界会合で、西オーストラリア州では同社が物価押し上げ圧力の影響にさらされていると説明。「西オーストラリア州でこの重要な能力不足に対処するため、訓練生として200人の新たな運転士を勧誘している」と述べた。

 鉄道の運転士は自動化に伴ってなくなる可能性が高い職業の一つとして認識されている。リオティントは過去10年間で9億4000万米ドルを投入して、ピルバラ地域で鉄道輸送の自動運転システムを導入した。

【了】

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