「中国台頭」への対応焦点=改革案取りまとめへ調整―NATO理事会

 【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構(NATO)は1日、オンライン形式で閣僚理事会を開く。14日にブリュッセルで行う首脳会議でのNATO改革案取りまとめに向け、外相、国防相らが最終調整。改革案では、台頭する中国への対応が大きな焦点となっている。

 ストルテンベルグ事務総長は5月31日の記者会見で、「中国の台頭が深刻な挑戦をもたらしていることに疑いはない」と強調した。

 NATOは2019年末の首脳会議で、政治戦略の連携を強化する改革検討に合意。同時に、対中戦略を初めて課題として位置付けた。経済規模を拡大し軍備増強を続ける中国への警戒感は高まっており、30年を目標年とする改革案では対ロシア戦略と並ぶ柱となる見通しだ。

 ストルテンベルグ氏は、ウイグル族や香港民主化運動への弾圧を挙げ「中国は価値観を共有せず、民主主義を信じていない」と指摘。サイバー空間での活動強化やアフリカ・北極圏への進出、欧州での重要インフラ投資といった中国の動向も踏まえ、「安全保障問題だ。中国はわれわれに向かって来ている」と危機感を示した。

 改革案には日本やオーストラリアなどパートナー国との連携強化も盛り込まれる方向だ。

 今回の理事会では、ベラルーシ当局による旅客機の強制着陸や、アフガニスタンからの駐留部隊撤収も議題に上っている。

【了】

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