独仏、スパイ行為「受け入れ難い」=米デンマークに説明要求

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31日、ベルリンで、記者会見するドイツのメルケル首相(右)と、テレビ会議方式で参加するフランスのマクロン大統領(AFP時事)

 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領は5月31日、ベルリンで共同記者会見を行い、米国家安全保障局(NSA)が2012~14年にデンマーク情報機関の協力を得てメルケル氏や欧州政治家らのスパイ活動を行っていたとする疑惑について「受け入れ難い」(マクロン氏)として、両国に説明を要求した。

 バイデン米大統領は6月に就任後の初外遊で、英国での先進7カ国首脳会議(G7サミット)などに出席するため訪欧する。トランプ前政権下で悪化した米欧関係の修復に、今回の疑惑が影を落とす恐れもある。

 マクロン氏は「同盟国間では受け入れ難いことだ」と述べた上で、「米国とデンマークに、事実関係の完全な公開と説明を期待する」と強調。メルケル氏も「マクロン氏の言葉に同調する」と表明した。

 デンマーク放送協会(DR)などは30日、NSAがオバマ政権下の12~14年、デンマーク情報機関の協力を得て独仏とスウェーデン、ノルウェーの通信記録を入手していたと報じた。 

 NSAのスパイ活動は、元中央情報局(CIA)職員、エドワード・スノーデン容疑者が13年に暴露。オバマ政権(当時)は釈明に追われたが、DRの報道で各国の怒りが再燃した形だ。ロシアに亡命したスノーデン容疑者は今回の疑惑について、ツイッターに、当時副大統領だったバイデン氏も「深く関わっている」と投稿した。

【了】

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