独、ロシアの選挙介入に危機感=偽ニュース警戒、捜査も開始

Large 20210915at27s p
ドイツ連邦議会=7日、ベルリン(EPA時事)

 【ベルリン時事】ドイツで連邦議会(下院)選挙が26日に迫る中、政治家を標的としたサイバー攻撃や、インターネット交流サイト(SNS)での偽ニュース流布によるロシアの選挙介入に危機感が強まっている。独政府はロシアにサイバー攻撃の停止を要求。当局が捜査に乗り出したほか、偽ニュース対策も進められている。

 独外務省報道官は今月6日、「ロシア政府に、違法なサイバー活動の即時停止を強く求める」と表明した。内務省は時事通信の取材に、「過去4週間でドイツの電子メールアドレスへの攻撃が数百回確認され、うち100回以上は下院の議員や職員、同姓同名の人物宛てだった」と明らかにした。9日に連邦検察庁の捜査が始まったという。

 攻撃を実行しているのは、ロシア政府が背後にいる「ゴーストライター」と呼ばれるハッカー集団とみられている。送信者を偽った電子メールを送り付けて偽URLをクリックさせ、個人情報を盗む「フィッシング」という手口で、独政府は「選挙に関連し偽情報を流すための準備」とみている。ロシア側は関与を強く否定している。

 連邦選挙管理委員会も対策を取り始めた。対ロシアに限定していないが、偽ニュースに対応する人員を大幅に増員。担当者は「メディアやSNSに注意し、偽情報が流れればホームページ上などで正しい情報を周知する」と説明。SNS運営会社とも緊密に連絡を取っているという。 

【了】

最新記事

鉄道運行情報(外部サイト)

道路交通情報(外部サイト)

  • 「最新の交通情報はありません」

コメント