迷彩を着た「お天気おにいさん」岐阜基地気象隊のトップに聞く 空自の天気予報とは?
航空機を安全かつ円滑に飛ばすコツのひとつに「天気を読む」というのがあります。そのための専門部隊として航空自衛隊には気象隊があり、全国各地に配置しています。その知られざる業務の一端を見せてもらいました。
航空機の安全を守るプロフェッショナル部隊
航空機と天気は切っても切り離せない関係であるのは、日本の空を守っている航空自衛隊も同じ。このため、航空自衛隊には気象予報と観測を専門とする部隊が存在します。
全国の航空自衛隊基地(分屯基地含む)70か所以上のうち、約20か所に航空機を運用する部隊が配置されています。航空自衛隊が運用する航空機は、固定翼機や回転翼機、さらには気象レーダーを機体に装備していないような小型の練習機などもあるため、それらが安全に飛行できるよう、そういった基地にはもれなく気象情報を専門に扱う部隊が所在しているのです。その任務の一端を、岐阜県各務原(かかみがはら)市にある航空自衛隊岐阜基地で見てきました。
取材した岐阜基地所在の「岐阜気象隊」は、岐阜基地周辺の気象観測や予報を実施・発表している部隊です。
岐阜基地には2700mの滑走路があり、主に航空機本体や部品の調達、保管、補給、整備、を行う第2補給処とともに、航空自衛隊が保有する様々な航空機の試験などを行う飛行開発実験団が所在します。また、防衛省外局である防衛装備庁の岐阜試験場もあり、ここでも各種航空機の試験を行っています。
業務や任務の一環で、平素より様々な航空機が岐阜基地を発着していることから、それら航空機のパイロットに対して岐阜気象隊が気象情報の提供を行っています。
基本的に一般の気象予報士業務と変わりませんね。タイトルで自衛隊独自の何かを期待しましたが。
乗りもの要素ほとんど無し