北朝鮮、核施設の建設再開か=寧辺の黒鉛減速炉―米専門家

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複数の核弾頭を搭載可能とされる北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」=朝鮮中央通信が4月26日公開、平壌(AFP時事)

 【ワシントン時事】米核専門家のジェフリー・ルイス氏は13日、最近の衛星写真の分析として、北朝鮮が北西部・寧辺にある黒鉛減速炉(5万キロワット)の建設を再開したという見方を自らのウェブサイトで明らかにした。1994年に建設が中断された黒鉛減速炉で、完成した場合、1年間で10発以上の核爆弾の製造が可能なプルトニウムを確保することができるという。

 衛星写真は4月20日と5月7日に撮影された。ルイス氏によると、写真には付近を流れる川から冷却用とみられる水を減速炉施設へと引くパイプラインを敷設する様子が写っていた。ルイス氏は「北朝鮮が減速炉完成へと動いている最初の明白な兆候だ」と指摘した。 

 分析では、施設が完成すれば年間55キロのプルトニウムが入手可能になる。寧辺で既に稼働している別の黒鉛減速炉(5000キロワット)の約10倍の製造量という。

 北朝鮮は核抑止力の増強に向け、小型の戦術核兵器の開発を進めており、ルイス氏は建設再開について、核兵器の増産に必要なプルトニウムを入手するためだと分析。ただ、完成時期については「推定は難しい」と説明している。

【了】

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