中国、台湾問題で日米に反発=戦争の歴史にも言及―東アジア会議

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5日、プノンペンで記者会見するブリンケン米国務長官

 【プノンペン時事】カンボジアのプノンペンで5日に開かれた東アジアサミット外相会議で、台湾問題をめぐり対立を深める日米と中国が激しい応酬を繰り広げた。軍事演習を強行し、弾道ミサイルを発射した中国を厳しく批判する林芳正外相とブリンケン米国務長官に、王毅・中国国務委員兼外相が強く反発。林氏の発言中、王氏はロシアのラブロフ外相と退席した。

 林氏は会議で、中国が発射した弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したのは、日本の安全保障および国民の安全に関わる重大な問題だと非難。王氏は林氏の発言が終わるまで席を離れた。

 王氏は会議後、記者団に「ラブロフ氏と2国間会談の予定があったから退席した」と説明。「その時間に誰が発言するか事前には知らなかった」と述べ、林氏を避ける意図はなかったと釈明した。

 王氏は会議でEEZについて「関連海域は未画定だ」と主張し、日本の抗議は受け入れられないとの立場を示した。その後、議長が日中両国に特別に意見表明の機会を与えると、王氏は戦争で中国は日本の侵略を受けたと述べ、日本は歴史的に問題を起こしてきたと訴えた。

 一方、王氏は緊張が高まったのは「ペロシ氏の訪台が原因」と米国にも矛先を向け、「大統領職継承順位2位であるペロシ氏の訪台は、中国にとって根本的な関心事だ」と指摘した。

 ブリンケン氏は会議後の記者会見で、中国のミサイル発射について、「緊張を著しく高める挑発行為」と改めて非難。「ペロシ氏の訪台を軍事侵略の口実に利用してはならない」と語り、ミサイル発射は「全く正当化できない。域内の多くの国は同じ見解だ」と強調した。 

【了】

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